なかなか泣き止まないわが子。
「こんなに泣くなんて…もしかして病気かも?」と不安になっていませんか。
筆者の子どもが2歳半のとき、服を着たくない理由で30分くらい泣きました。
お話しがたどたどしい時期だったので、理由を聞き出すのが大変でした。
子どもが泣くときは理由があります。
・自分の気持ちが伝わらない不満
・体調不良を上手に伝えられないとき
2歳児が泣き続ける理由の多くは「イヤイヤ期のかんしゃく」ですが、いつもと泣き方が違うときは「病気やケガの可能性」も考えられます。
2歳児は自分の気持ちや体の不調を、うまく言葉にできません。
子どもが泣き止まなければ、ママのフォローが必要です。
子どもの「泣く姿」を観察し、泣き続ける原因を探っていきましょう。
泣き止まないときは子どもの様子を観察する
子どもが泣き続けるときは、ママの声かけに反応するか、泣き止むかをチェックしましょう。
かんしゃくの場合は、声をかけたりしばらく見守ったりすると徐々に落ち着きます。
病気やケガのときは何をしても泣き止みません。
ぐったりしてそのまま寝入る、反対にもっと激しく泣き出すこともあります。
イヤイヤ期の子はよくかんしゃくをおこす
2歳ごろは、自我が芽生え「自分でやりたい」気持ちが強まる時期です。
まだ失敗が多く、気持ちをうまく言葉で伝えられません。
かんしゃくは「気持ちが伝わらない歯がゆさ」「自分のやりたいようにできない苛立ち」で引き起こされます。
ママに自分の気持ちが伝わらないと、子どもは泣き続けてしまうのです。
イヤイヤ期のあるある行動
イヤイヤ期の子どもは、かんしゃくのときに全身を使って暴れます。
2歳といえども、大声で叫ばれたり全力でジタバタされたりすると、ママはたじたじですよね。
など「強い怒り」をあらわにします。
子どもは怒ると涙が出やすいので、かんしゃくが終わるまで泣き続けることになるのです。
かんしゃくはまずクールダウンさせる
かんしゃくを起こしている子をなだめるときは、気持ちを落ち着かせてから声をかけましょう。
泣いている最中の子どもの頭はパニック状態なので、落ち着くまで見守りましょう。
泣き止んでから「どうしたの?」と聞くと、落ち着いてお話ししてくれます。
ママに気持ちを受け止めてもらえると子どもは安心します。
環境を整えてかんしゃくを回避する
ママに余裕があるときは、子どもの気が済むまでとことんさせてみましょう。
子どもは達成感や満足感で心がみたされます。
・危なくないことは、やりたいようにやらせる
・できないことは「さりげなく」手伝う
イヤイヤ期の子どもは、ママの介入を嫌がることが多いです。
「自分でできた!」という達成感をもてるよう、さりげなく「環境を整えて」ください。
・クツの中敷きに、左右がわかるシールを貼る
・おもちゃ箱に、片付けてほしいおもちゃの写真を貼る
・一人で手を洗えるよう、踏み台を置いてタオルの位置を低くする
子どものかんしゃくがおきやすい場面は、あらかじめ「一人でできる環境」にしておきましょう。
見守るときのママのやきもきが減りますよ。
子どもの全身を観察して体調不良を見抜く
気持ちの問題ならいずれ泣き止みますが、病気やケガのときは泣き止みません。
泣き止んだあと、また泣き出すこともあります。
病気やケガの観察ポイント
子どものしぐさや体の状態をチェックしましょう。
・熱があるか
・息があらくないか
(肩で息をする、ゼイゼイと音がする)
・顔色は悪くないか
・出血や傷はないか
・手足は動かせるか
・お腹がはっていないか
・オムツや便器に出血していないか
・泣いたり泣き止んだりを繰り返してないか
2歳児はうまく言葉で伝えられないので、泣き方やしぐさから判断しましょう。
2歳児に多い病気やケガ
心配なときは病院へ
いつも子どもとふれ合っているママは、立派なホームドクターです。
「いつもと違う気がする」という直感を大切にしてください。
・子どもの体に気になる様子があれば、お医者さんにみてもらう
・見た目には異常がなくても、泣いたり泣き止んだりを周期的に繰り返すなら、念のため病院へ
問題がなければ一安心ですし、危険な病気が隠れているときは早期発見につながります。
まとめ
子どもが泣き続けるときは、泣き声やしぐさ、体の状態を観察して、原因を探りましょう。
・イヤイヤ期のかんしゃくであれば、時間がたつと落ち着く
・かんしゃくの対応は「安全確保」「クールダウン」「気持ちをきく」の順番
・病気やケガのときは泣き止まない
・泣いて泣き止むのを繰り返すときは病気を疑う
イヤイヤ期のかんしゃくへの対応をしても、子どもが泣き止まないと、ママは心配になりますよね。
2歳児は、自分の気持ちや体調をうまく伝えられません。
「泣き方がいつもと違う」とママに違和感があれば、病気やケガを疑いましょう。