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イヤイヤ期の2歳児の行動は、ママもお手上げになってしまうことばかり。
そんな中で、気に入らないことがあると
床や壁に頭を打ちつけることに悩んでいませんか?
「痛いだけのことなのに、どうして頭突きをするの?」
「そんなことをしたって解決にはならないのに!」
「何を言ってもやめてくれない。どう接していいのか分からない・・・。」
見ていて辛くなってくるような2歳児の頭突き行動。
ママの気持ちも滅入ってきてしまいますよね。
・どうして頭を打ちつける行動をしてしまうのか
・どんなシーンでそのような行動がみられがちなのか
・そんな場面に遭遇したとき、ママはどのように対処したらいいのか
この記事では、子どもが頭突きをしてしまう原因と対応策を3つ紹介していきます。
これらを理解しておくことによって、子どもへの接し方の見直しになる!
この機会に是非、子どもへの関わりについて一緒に考えていきましょう。
衝撃を受けるような頭突き行動!その時の状況とは?
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「ダメだよ!」その言葉がスイッチとなり、泣け叫びながら
壁に頭をガンガンとぶつけ出す二歳児の我が子。
数秒の間、頭が真っ白になってどう声を掛けたらいいものか分からず・・・。
その場に立ちつくしてしまいました。
「何をやっているの!痛いからやめなさい!!」
その言葉で落ち着くどころか、更に声を上げ激しく頭突きを繰り返しました。
それがきっかけで、ことあるごとに壁や床に頭を打ちつける行動を起こすように。
同じシチュエーションに出くわしたママも多いと思います。
・自分の思い通りにならないことが起きた
・伝えたいことが相手に伝わらなかった
・怒られてびっくりした
頭をぶつける行動には、このような場面で起こりがちです。
また、寂しい、眠いなどかまってほしい時。
そのような気持ちの表れともいわれています。
なぜそこまでする!頭を打ちつける原因とは?
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頭突きの回数が頻繁になり激しさを増してくると、ママは気が気じゃなくなります。
まさにムンクの叫びの実写版のようなリアクションになりますよね・・・。
どうしてそこまで痛いだけのことを繰り返すのか?
原因とされていることには、このようなことが挙げられます。
言葉の発達が未熟なため
まわりの言っている言葉のニュアンスを少しずつ感じ取れるようになっているこの頃。
が、同時にコミュニケーションがすれ違ってしまう時期でもあります。
ママもできるだけ子どもの気持ちを代弁したり、言いたいことをくみ取ろうとしていますが
それが違う、と悶々とした気持ちが生まれ子どもはイライラしてきます。
「僕が言いたいことはそんなことじゃないんだ!」
伝えたいのに伝わらない。その思いが頭突き行動に繋がっていることが考えられます。
ママの気を引きたい
イヤイヤ期の子どもとの毎日に疲れを感じているママ。
その様子を子どももどこかで感じ取っている可能性があります。
「物を投げたり、いたずらをしたらママがいつも振り向いてくれる。」
もっともっとママを振り向かせたいとエスカレートした結果、自傷行為に繋がるケースも。
否定された怒り
まだ小さい子どもなのに、「よくそんなこと覚えてるね!」と思ったことはありませんか。
買ったばかりの長靴を履いた翌日のお天気の日に、靴箱からわざわざ長靴を取り出してくる。
ママがはさみを探していると、しまったおもちゃ箱からおもちゃのはさみを出してくるなど。
「それは使わないよ」
履きたかった長靴、ママに使ってほしかったはさみ。
否定されてしまうとカーっと怒りがこみ上げる・・・。
どうしようもない思いを、頭を打ちつけることで発散しようと必死になっています。
このように、小さい子どもながらに抱える心の葛藤が垣間見えます。
心情をくみ取ると、ママの胸が締め付けられるような場面もありますね。
頭突きをやめてほしい!子どもへの対応策とは?
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安全に配慮した上で見守る
最も難しい「見守る」ということ。
「ケガをするかもしれないのに、見過ごすなんてできない!」
勘違いしてしまいがちですが、見過ごすのではなく「見守る」ことが大事です。
頭を打ちつけるようなことがあれば、床にプレイクッションをしいたり手でガードをする。
ケガをしないよう配慮をしてください。
余計に興奮をしてしまうので大声は出さず、なだめながら収まるのを待ちましょう。
その場から立ち去ってしまうのはNG。
少し落ち着いてきた頃に、気をそらすように水分補給をさせたり抱きしめたり。
スキンシップを取りながら、安心させてあげましょう。
大人であっても激怒をしている最中にピタリと落ち着くのは無理です。
「あなたの気持ちはよく分かる」
取り乱した気持ちを共有し、根気よく支えていくことが大切です。
選択肢を与える
一度スイッチが入るとなかなか落ち着いてくれない、頭を打ちつける行動。
それは一方的にマイナスな捉え方をしてしまい、受け止め切れていないことが考えられます。
例えば天気が悪くて公園には行けないと言われた事実。
「外に行くことができない」
この思いだけが刺さってしまいわめいてしまうのです。
公園には行けないけれど、長靴を履いておうちのまわりを散歩するのはできませんか?
それを提案することで、
「公園には行けないけれどお外には行ける」
という妥協が生まれます。
ママも子どもも、落としどころになるポイントを押さえておきましょう。
肯定的な声掛けプラス絵やマークで伝えよう
イヤイヤ期の子どもは命令や否定的な表現に過敏反応します。
「~してはダメ」「~しなさい」→「~しよう」
このように、肯定的な声掛けをすることを意識しましょう。
しかしながら、言葉だけではなかなか伝わらないのが2歳児。
そんな時には絵やマークを用いて、視覚的に伝えるのもおすすめです。
「ママはどんなことが言いたかったでしょうか♪」
言葉で伝わらない時には、複数の絵を見せゲーム感覚で伝えるのもよし。
または子どもが何を伝えたいか分からない時。
「どんなことが言いたいのか、この中に答えはあるかな。」
絵やマークを見せながら、一緒に考えるのもいいですね。
子どもが好きなキャラクターを使うと喜ばれそう。
気持ちを伝える手段は言葉だけではありません。
頭突きの他にも自傷行動が出てきた。そんな時にはどうすればいい?
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噛みつきや髪の毛をむしる、モノを自分自身に叩きつける。
頭突きだけで済まなくなってきた行動は、精神的にまいってしまいますね。
いつケガをしても、おかしくない状況です。
そんな時には、発達についての専門医のいる機関に相談してみましょう。
保護者が子どもとの関わりをより良くするために学ぶプログラムも存在します。
これは「ペアレントトレーニング」と呼ばれ、取り組む保護者は年々、多くなってきています。
ママとパパが子どもとの関わりを、どのようにしていくべきか。
まずは、相談することから始めてみてはいかがでしょうか。
自分の気持ちや行動をコントロールしようと葛藤する2歳児の頭突き行動
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イヤイヤ期が落ち着くのと一緒で、頭突き行動は徐々に落ち着いていきます。
頭突きをしなくなることだけを考えるのではなく、行動がみられたときのママの対応が最も大事。
・ケガに気を付けながら根気よく見守る
・原因を排除する工夫をする
・肯定的な声掛けで、感情的にならないようにする
・不安な場合、ママとパパの接し方について専門家に相談をする
子どもが精神的満足を感じることで、少しずつ落ち着きを取り戻していくはずですよ。
是非、これらの対応策を試してみてくださいね。