イヤイヤ期で苦労することの1つが、朝や入浴後の着替え。
「早く着替えないと風邪を引くよ」
「今日は日差しが強いから、短いズボンを履いたほうが涼しいよ」
そんなママの親心も空しく、子供は
「ズボン履かない!」
の一点張り。
下着がパンツのまま「お外に行く!」なんて言われたら、「もうやめて~!」と絶叫したくなっちゃいますよね。
そもそも、どうしてズボンを履きたがらないの?
どうすればスムーズな身支度ができるの?
今回は、イヤイヤ期の子供がズボンを履きたくない理由と解決策を紹介していきます。
今日から実践できることばかりなので、是非最後まで読んでみてくださいね。
ズボンのサイズは合っている?体型と履き心地を確認しよう
「身長」に合わせたズボンを選んでいますか?
おそらく、大体のママが「YES!」と答えると思います。
それでは、
「体型」も考慮したズボンを選んでいますか?
となるとどうでしょう。
首をかしげてしまうママも多いはず。
体型に合っていない機能性の悪いズボンだからこそ、履きたがらない。
履き心地の良いズボン=履くのがイヤにならないズボンの選び方をチェックしてみましょう。
ウエスト部分の締め付け感がちょうどいいもの
オシャレを追求しすぎてしまうズボンだと、ウエスト部分がチャックになっていることが多いですね。
ウエスト調整できないもの、ママの手助け無しでは履けないようなものはNG。
小さいうちは総ゴムタイプが一番オススメ。
取り替え口からゴムを取り出し、ウエストが調整できるようになっています。
また、ゴム本体にボタン穴を開け、留めボタンに引っかけて調整をするのがボタンホール付きゴムタイプ。
こちらはゴムを取り出す必要がないので、総ゴムより手軽にウエスト調整が可能です。
締め付けが強すぎると、ウエスト周りを痛がったり痒がったり・・・。
「履きたくない!」の原因になる一つです。
ズボンの丈だけでなく、ウエスト周りのサイズ感もよく確認してみましょう。
意外と気づかない!素材にも注意を
寒い冬だと、温かい恰好をさせてあげたいですよね。
裏地がマイクロフリースだったり、発熱素材のものもあるので選定に悩むところです。
が、常に子供は汗をかき続けています。
体温調節の機能を育むため、熱がこもりすぎる素材は控えたほうがベター。
通年で着用できるコットン地やデニムなど、吸湿性や通気性の良いズボンを選びましょう。
伸縮性がありヒザの曲げ伸ばしがストレスフリーなものを
伸び縮みがないと太もも部分に圧迫を感じたり、着用の際にうまく足が通らないことがあります。
運動量が盛んな時期なので、ストレッチが効いているものを選びましょう。
様々なメーカーから販売されていて金額もお手頃なものが多いのが嬉しいポイント。
カラーバリエーションも豊富なので、気に入ったら色違いで揃えるとラクです。
ズボンを履く動きがストレスになると、毎日のことでも苦痛になってきますよね。
この3つのポイントに気を付ければ、子供の「ズボン履かない!」から脱却できますよ。
新たなファッションリーダーの誕生?ズボン選びは子供に任せよう
ママがかわいいと思って買ったお洋服。
「今日はこのTシャツに、このズボンにしよう」と着用を促すも・・・。
「これもイヤ!」
「あれもイヤ!」
持っていないのに「・・・ピンクのズボンがいい。」
「この間はピンクがイヤだって言ったのに~。」と、お蔵入りのズボンがまた増える始末。
そんな時には手持ちのズボンを並べて、子供に選んでもらいましょう!
大人も気分に合わせて洋服を選びますよね。
子供にだってもちろん気分があります。
なので、ピンクがイヤだと言ってもやっぱりピンクがいい!なんてよくある話。
「そのズボン、色が明るくてステキですよ~!」
「お尻のパンダのプリントがかわいいですね~」
このように、子供がズボンを手に取るたびに褒めちぎりましょう!
ここで注意してほしいのが、選んだものを否定しないこと。
例え上下ボーダーで、ウォーリーを探せ!のリアル版になっていたとしてもです(笑)
何度かやり取りを繰り返していくと、子供の好みが分かったりします。
特に女の子は、色やデザインにこだわりを持つ年齢になってきます。
そこは女同士、一緒にお洋服を選びに行くこともできるようになりますね。
「自分で選びたい!」
その気持ちを応援する方法として、「ズボンのお店やさん」を是非お試しください。
がんばりシールを取り入れて、子供の自立心を育てよう
毎日やらなければいけないことで、できればやりたくないことはなんですか?
掃除に洗濯、料理など。
ママはやるべきことがたくさんありますよね。
でも、録り貯めたドラマを見たりスイーツタイムを楽しんだり。
息抜きがあるから頑張れるママも多いのではないでしょうか?
イヤイヤ期の子供は、やらなければならなくとも容赦なく「イヤ!」を突き通します。
でも、ほんの小さな「ごほうび」があったらどうでしょうか。
イヤイヤスイッチからヤル気スイッチに切り替えることができるかもしれません。
その一つとして取り入れたいのが、「がんばりシール」です。
画用紙にマスを書き、ズボンを履けたらシールを貼ります。
マスの個数は自由ですが、多すぎると最初からヤル気がなくなってしまうので注意。
カラフルにしたり、「あとちょっと!頑張れ!」などの応援コメントを書くのもいいですね。
その都度、シールを選ぶ楽しさも生まれてきます。
ごほうびの内容は難しいところですが、おもちゃはやめておきましょう。
モノを差し出さないと、頑張れなくなってしまう恐れがあります。
・子供には難しい難易度の高い折り紙をいくつか作って選んでもらう
・おやつボックスを作って何が出るかな、とくじ引きしてもらう
・パパのお馬さんの乗車券を渡す など。
特別なことはいりません。
大事なのは、頑張りを認め褒めてあげること。
継続していくことで、ズボンを履くことだけでなく身支度をすることが当たり前になりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
イヤイヤ期でズボンを履きたがらない理由と、試してみたいポイントを紹介してきました。
「ズボンを履きなさい!」
というママの言葉は、子供のイヤイヤモードのスイッチをONにしてしまいます。
「自分でやる」という気持ちを尊重しながら、時には「手伝おうか?」とお手本を示すことも大事。
「ズボン履かない!」
と自己主張できていることは、わがままではなく成長の証ですよ。
できるだけ時間に余裕を持つことで、心にも余裕をもって見守ることができます。
何も言わずとも身支度ができる日がくるまで、イヤイヤ期を奮闘していきましょうね!