言葉や行動にどんどん発達が見られ、ぐんと成長していく二歳児。
自分の名前を聞かれると答えられるようになったり、あれだけすぐ転んでしまっていたのに活発に走り回るようになるなど、たくさんの微笑ましい姿にパパやママも喜びを感じますよね。
その反面、感情のコントロールが未熟なため様々なシーンで「イヤイヤ期」が出てくるのも2歳児の特徴です。
例えばお昼寝や就寝前の寝ぐずり。
一度スイッチが入ると、適当にあしらうことなんてもってのほか。
とことん付き合った果てにはもうぐったり。
ストレスがどんどん溜まり余裕がなくなってきてしまいます。
いつになったら機嫌良く眠りについてくれるのかと、途方に暮れる日々を過ごしているママも多いと思います。
この記事では、眠気と同時にやって来る二歳児のぐずりを乗り越えるためのアイディアをご紹介していきます。
私の経験談を元にしていますが、お子さんの性格に合ったものを是非試してみてくださいね。
オルゴール音楽でリラックス 眠りに最適な環境を作ろう
小児科に行くとオルゴール音楽が流れていることがよくありますよね。
オルゴール音楽はリラックス効果が非常に高いといわれていますので、この効果を睡眠にも取り入れてみましょう。
落ち着いた音色とリズムは、胎内にいたときの記憶を蘇らせるほどに安心感を与えてくれます。
ディズニーやアンパンマン、ジブリなど種類が豊富にあるので、子供が好きなキャラクターに合わせると更に効果アップ。
自然の音に近いと言われるオルゴール音は心地良く、ママが先に寝落ちしてしまう危険も・・・(笑)
胎教に良いと言われているクラシックにも同じ効果があるので、子供とのスキンシップをとりながらゆったりとした気持ちで眠りにつけそうです。
おやすみ前のルーティンを作る
環境作りができたら、おやすみの合図を決めてみましょう。
・絵本を読む
・一緒に寝るぬいぐるみを選ぶ
・スキンケアやマッサージをする
・手を握る、ぎゅっと抱きしめるなどのスキンシップをする
無理やり泣きながら部屋に連れて行くよりも、機嫌良く自然と眠りについてくれます。
毎日の習慣にできるような簡単なことでOK。
今すぐ始められる気軽な方法です。
どうしてほしい?要求を叶えてあげよう
眠いけれどまだ寝たくない!そのような時には思い切ってとことん付き合ってあげることもひとつです。
「どうしてほしいの?」
という抽象的な質問にはまだ答えられないことが多いので、できるだけ具体的に聞いてあげましょう。
「まだ遊びたかったの?」
「おなかが空いているの?」
「お外に行きたいの?」
など、YESかNOで答えられるようにすることが大事。
そこでうなづきが見られたら
・遊びを再開する
・おやつを与える
・家のまわりを散歩してみる
などママのできる範囲で要求を叶えてみましょう。
「これが終わったら一緒にねんねしようね」
と、こちらの条件も伝えることがポイントです。
寝かしつけが長期戦になるとママのイライラも募ってくるので、一旦クールダウンするにはぴったりな方法です。
もしかして具合が悪い?健康状態を確認
いつもよりもぐずりの時間が長く不機嫌が続く場合には、健康状態を疑ってみましょう。
・ずっと泣いているから、喉が渇いているのかも
・びっしょりと汗をかいているから、下着を替えたり冷たいタオルで顔を拭いてあげよう
・なんとなく耳を気にしている。もしかしたら中耳炎?
不快や痛みの訴えをうまく言葉にできない二歳児。
様子をよく見て、状態によっては受診することをおすすめします。
受診をするかどうかの判断目安を提供してくれる、こども専用の救急相談サービスもあるので気兼ねなく電話してみてください。
パパにも協力してもらおう
ここまでは、ママに実践してもらいたい4つのアイディアを紹介してきました。
試行錯誤しながら二歳児のイヤイヤ期に向き合うママ。
いつも頑張りすぎてしまうママには、パパの協力が必要不可欠です。
とはいえ、
「ママの抱っこじゃないと寝てくれない!」
「もっと不機嫌になった!」
とパパの活躍も空しく、家庭内が重苦しい空気に包まれる経験をしたママも多いのではないでしょうか。
子供が小さいうちから父親が積極的に育児に参加することによって、家族の絆がより深まっていきます。
次に番外編として、パパができる3つのサポートアイディアをまとめました!
協力したいけれど何をしたら良いか分からない。
そんなパパは是非、今日から始めてみてくださいね。
パパ向け1:自分にできる家事をタスク化してみよう
仕事から帰ってくるまでの間、ママは育児をしながら家事もこなしています。
限られた時間の中で全てをこなすことは困難だということを、まず理解しましょう。
ただしパパも仕事で疲れているでしょうから、無理なく続けられる簡単な家事から始めてみてはいかがでしょうか?
・洗濯物を取り込む
・洗ったお皿を拭く
・浴槽を洗う
それだけでいいの?…と思うことでも、ママにとっての家事サポートはとても嬉しいものです。
毎日続けていくうちにママよりもスピーディーにこなしているパパもいるので、できることが増えるとママも大助かりですね。
パパ向け2:子供の機嫌が良い時はパパが子守を担当しよう
普段関わりの薄いパパが、手の掛かる2歳児を相手にするのは難しいですよね。
ですがパパだからこそ子供を喜ばせられることはたくさんあります。
肩車や高い高い、馬乗りやヒコーキなど、体を使ったダイナミックな遊びができるのはパパの特権。
多くのふれあいを持つことで、ママじゃなければイヤ!から少しずつパパにシフトしていくことは間違いありません。
二人が遊んでいる間にママは休憩したりお買い物に行くことができるので、子供の機嫌が良い時こそパパの出番!
機嫌が悪くなった時のために、あらかじめおやつやお気に入りのおもちゃを用意しておくと安心ですね。
ただし、張り切りすぎて筋肉痛になることは覚悟しておきましょう(笑)
パパ向け3:ママを全力で労おう!
ママ達が感じているのは、パパに日々の頑張りを認めてほしいということ。
長い夜を過ごしている隣で爆睡している旦那さんを見るとイライラしてしまうというのは、よくあるエピソードです。
寝かしつけが終わったママに
「お疲れ様」
「いつもありがとう」
と声を掛けることで、ママの気持ちは救われます。
夫婦で晩酌をしながら子供の様子について話を聞いたり、ママの好きなスイーツを用意してあげるなど、ほっと一息つける時間をプレゼントしてあげたいですね。
一緒に起きていてほしいママもいれば、仕事で疲れているパパには休んでほしいと思っているママもいるので、お互いの思いを相談し合いながらどこまでやるべきか考えてみましょう。
まとめ
今まで紹介した内容に共通することは、パパがママに対して思いやりの気持ちを表現するアイディアだということです。
専業主婦はいいよな~と心のどこかで思っているパパ!
朝ごはんの準備からはじまり洗濯をし、その間に昼食の準備をしながら子供の遊び相手になります。
自分はサッと食事を済ませ今度はお昼寝に向けての寝かしつけ。
一息つく間もなく洗濯物を取り込みたたんでしまって、そうこうしている間にお昼寝から目覚めた子供の相手をします。
それから掃除、パパの帰宅に合わせての夜ご飯の支度、入浴の準備・・・。
毎日スムーズにいくことなんて稀で休憩時間などはなく、この日々は毎日続くのです。
まわりに頼れる人がいなく一人でこなし続け、近年は「弧育て」という言葉が生まれるほど初めての育児は苦戦を強いられるもの。
仕事で疲れているパパも育児で疲れているママも、お互いに心遣いや感謝の気持ちを忘れずに育児をしていきましょう。
最後になりますが、長い夜でも必ず夜明けはきます!
この記事を読んで、少しでもママがラクになり笑顔が増えてくれるよう心から願っています。