【イヤイヤ期到来!】叩いてくる子に対する心構えと試したいこと7選

不安いっぱいのイヤイヤ期。
イヤイヤ期の育児って不安ですよね。
それが初めての育児ならなおさらです。

そんなイヤイヤ期、
特に多いお悩みは「子どもが叩いてくる」ではないでしょうか?

「叩くことをどうやってやめさせよう?」
「私の子育てこれで大丈夫?」
「イヤイヤ期のしつけってどうしたらいいの?」

と一生懸命なパパやママは困るばかりですよね。

この記事を書いている筆者も絶賛イヤイヤ期の子どもの育児中です!

そこでこの記事では、叩かれたときの対処法はもちろん、
そもそもイヤイヤ期って?
なんで叩いちゃうの?

というところまでイヤイヤ期を深堀り。

イヤイヤ期で悩む心が少し楽になる情報をご紹介します。

イヤイヤ期は成長の証

叩かれたときの対処法をまっさきにお伝えしたいところですが…

その前に!
そもそもイヤイヤ期って何?
というお話をさせてください。

イヤイヤ期で暴れたり叩いたりすることは、子どもの性格が暴力的なわけでも、親のしつけがなっていないわけでもありません。

一般的に2歳前後で始まるイヤイヤ期。
(もちろん時期には個人差があります。)
この時期は、いろいろなことが、自分でできるようになる時期でもあります。

・自分でスプーンを使えるようになったり
・自分で靴を履こうとがんばったり
・大人のマネをしてお掃除をしようとしてみたり
・急に口が達者になったり

目まぐるしい我が子の成長に、育児の喜びも大きい時期ですよね。
しかしその一方で、まだまだ彼らの体の発達は不完全で

やりたいことを思った通りにできない…
伝えたいことをうまく言葉にできない…

ということがしょっちゅうです。

そのイライラが行動に現れる時期が、そう、イヤイヤ期なのです。

言うなれば、イヤイヤ期とは子どもが立派に成長している証なのです。

イヤイヤ期を迎えたらまずは
「自分の子育ては順調に進んでいるのだな!」
と自分自身をほめることからスタートしましょう。笑

そして、パパとママの心を軽くするためにもう一つ。
イヤイヤ期を自分に置き換えてみませんか?

たとえば、利き手をケガして包帯でグルグル巻きの生活になったとしましょう。

頭で思い描くように手が動かせない…
簡単に思える作業が進まない…

めちゃめちゃイライラしませんか!?笑

子どもが自分をうまく表現できなくて、近くにいるパパやママを叩きたくなる気持ちも
少しわかりますよね。

さて、ここまでイヤイヤ期とは何かについてお伝えしてきました。
イヤイヤ期自体は子どもの成長過程で必要なものだとわかっただけでも、育児が少し気楽にできますよね。

しかし、イヤイヤ期が成長の証で叩くことも心配しすぎることではないと理解できたとはいえ、叩かれっぱなしで放っておくわけにもいきません。

それとこれとは話が別!ですよね。

痛いですし、誰かにケガをさせてはいけません。
しっかりと対応が必要なのも事実です。

叩いてくる子に試したいこと7選

お待たせしました!
イヤイヤ期の子どもが叩いてくるときに試したいことを7つご紹介いたします。

否定しない

子どもが叩いてきたとき反射的に
「コラ!」とか
「叩いちゃだめ!」とか
「叩かないで!」
言ってしまいませんか?
(私はつい言ってしまいます。反省。)

大人でも子どもでも「するな」と言われるともっとしたくなります。
イヤイヤ期のあまのじゃくさんならなおのこと。
叱るこちらも疲れますし、叱ってもどうせ叩きます。笑

否定をせずに、
「優しくさわろうね」
「叩いたら痛いからトントンして教えてね」
と声をかけてみましょう。
意外と素直に聞いてくれることがあるかもしれません。

子どもの気持ちを代弁する

イヤイヤ期は、やりたいことがうまくできないイライラの爆発だ、と先ほどお伝えしました。
言葉で伝えられたらどんなに楽だろう…と。
大人でもモヤモヤすることってありますもんね。

「◯◯したかったんだね」
「◯◯できなくてイヤだったんだね」

子どもが叩いてしまうほどできなくて悔しかったことは何なんだろう?
そんな風に考えながら子どもの気持ちを代弁してあげてください。
こちらの言葉を100%は理解できなくても、気持ちが伝わって
「わかってくれてる!」
と落ち着くことがあります。

ついでに、叩くことができないくらいギュッとハグしてあげてください。笑

もちろんお友だちを叩いてしまうなど、誰かがケガをする恐れがある時は注意をすることも必要になります。
でも、この時も頭ごなしに叱責することは避けられればベストです。

何かまちがったことをしてしまった時、「怒られるのがイヤだから」と隠してしまうことに繋がらないようにできるといいですね。

放置する

一見ドライに聞こえるかもしれませんが、これも意外と効果があります。

いくら優しく声をかけても、気持ちを代弁しても、ダメなときはダメ。
イヤイヤ期の子は聞く耳をもたずに暴れまくります。

こんな時は無理になんとかしようとせず、その場をそっと離れて落ち着くのを待ちましょう。

イヤイヤ期は誰のせいでもないのです。
たまには真正面から向き合うことをやめて、パパやママの心と体を休憩させることを優先させましょう。

叩かれない距離にいるだけで誰もケガをしないので、とりあえずはそれでオッケー!
たくさん暴れた日はよく寝てくれるかもしれませんよ。

さて、冒頭でもお話した通り筆者もイヤイヤ期に悩むママの1人です。
自分だけではどうにもできず、息子がお世話になっている保育士さんに対処法を聞いたことがあります。

なるほど!さすがプロ!
と目からウロコのお話が聞けましたのでこちらもシェアしますね。

腕をつかみスリスリなでる

無性に手を動かしたくなっているだけのこともあるので
「かわいいおててだねー!」
とスリスリなでなでして腕で遊ぶそうです。
歌なんて歌いながら。

なかなかそんな余裕ないわ!

と思われるかもしれませんが、怒られるより楽しく遊んでくれた方が子どもの心も確かに落ち着きそうです。

腕をつかんで一緒にブンブン振り回す

これも「腕をつかんでスリスリ」と同じ考え方ですね。
ダメって言われるとやりたくなっちゃうので、叩く以外の方法で一緒に腕を動かしまくります。

叩かれているときに腕をつかみながらほめる

ほめる!?叩かれてるのに!?

詳しく聞いてみると、叩かれている最中に

「叩いてるって気づけたの!?叩かないでくれたの!?」
「叩くとイヤってわかってくれたの!?」
「ありがとうー!天才ー!」

と腕をつかんでほめるんだそうです。
本当に効果あるの?
と思いましたが、面白いくらいやめてくれる子どももいるんだとか。笑

保育士さんからは、叱らないでもやめられる方法を探すというポジティブさを学びました!
騙されたと思ってお試しあれ!

最後に筆者が思いついて試した方法を7つ目としてご紹介。

叩かれたら痛いよー!と子どもに負けないくらい大声で泣く

…です。笑

もうイヤイヤ期の子どもの相手に疲れ切ってお手上げ状態だったこともあり、半分本気で泣いていました。

いつも優しく抱っこしてくれたり、怖い顔で怒ったりするママ。
そのママが、急に自分と同じように泣き出すんです。
子どもの方は叩くことも忘れて呆気にとられていました。

ほめられた方法ではなかったかもしれませんが、叩くということを忘れさせられたという意味では大成功でした。笑

まとめ

イヤイヤ期は十人十色、いつかは終わる!
ここまでありとあらゆる叩かれたときの対処法をご紹介しました。
出来る限り冷静に、一つずつ試していきたいですね。

とはいえ…子どもの性格もイヤイヤ期も十人十色。
子育ては教科書通りにはいきません。

何を試してもダメな時はダメ。
気楽にいきましょう!

そんなときに忘れてはいけない確かなことはふたつだけです。

「イヤイヤ期はいつか終わる」
「叩くのはしつけのせいでも性格が乱暴だからでもない、むしろ成長の証」

このふたつを頭の片隅に置きつつ、ひとつひとつの方法を試していきながらイヤイヤ期を乗り越えられると嬉しいですよね。

いつか子どもが大きくなったとき、イヤイヤ期に叩かれて悩んでいたこともいい思い出になっていることと思います。
そう思える日まで一緒に頑張りましょう!