【イヤイヤ期の症状】ママが子どもに対してやってはいけないこと3選

心の成長が早い子どもだと、1歳半からやってくるイヤイヤ期。
「ただただ可愛らしいと思っていたのに、最近扱いづらさを感じている」
そう思うことが、いわゆる「イヤイヤ期」のはじまりです。

日常の中の様々な場面で、対応に困ってしまうママも多いのではないでしょうか。
特に初めてのイヤイヤ期だと、どのように接したらいいかなんて分からないですよね。

・子どもの気持ちに寄り添う
・意見を尊重し、できるだけ子どもファーストにする
・今だけと思って、ひたすら見守る

インターネットで検索をすると、先輩ママの多くの体験談が見られます。
この3つは、全てが正解です。
子どもの心が健やかに育つように、意識して接しているはずです。
しかしながら、ママの何気ない行動で子どもの心の成長を妨げているかもしれません。

「私の接し方って、間違えているの?」

安心してください、ママの子育てに間違いはありません。
ほんの少しの心掛けで、ママも子どもも更にハッピーになれるんです!
「この子のためだから!」
そう思ってつい、出すぎてしまうことはありませんか?

・子どもの自立を促す接し方
・「やってあげる」と「手助け」をすることの違い
・ルールを守ってもらうためのポイント

この記事ではこの3つのポイントをわかりやすく解説しています。
この頃の子どもは、体は小さくてもしっかりと心が育っているんです。
イヤイヤ期の子どもに対しての考え方、接し方を見直すきっかけになりますよ。
イヤイヤ期の対策マニュアルとして、是非実践してみてくださいね。

「ママがやってあげる!」は子どものやりたい気持ちを抑えてしまう

“今までは私が着替えさせていたのに、「自分でやる!お洋服も自分で選ぶ!」
朝は忙しいから勘弁してほしいんだけど・・・。”

“玄関のドアのカギなんて開けたことすらないのに、「ぼくがカギを開けてみる!」
家に入れず数分経過してあげくに激怒。だからやらなくていいって言ったのに。”

「私もママみたいにお料理したい!」と包丁を使いたがる。指を切りそうで見てられない!”

自分で何かをやることに、こだわりを持ち始めるのがイヤイヤ期の特徴。
「ママがやるからいいってば!」
時間や心に余裕がない時は、イライラしてしまうこともありますよね。

危ないこと、やってはいけないことに対してNGを出すのはもちろんOK!
ただ、「やりたい!」に対して様々な理由を付けてやらせない。
大人の事情はあるにせよ、ちょっと勿体ないことです。
子どもの挑戦したい気持ちを応援し、できるだけ叶えてあげることは大切ですね。

「上のボタンは難しそうだから、そこだけ手伝おうか?」
「ママのお手本を見てから一緒に練習してみようか。」
「ママが包丁を使うから、まずは卵を割ってみようか!」

このように、「やってあげる」ではなく「手助けをする」声掛けをしてみましょう。
手を差し伸べたり、代わりにできるようなことを提案してみたりすることで
子どもの気持ちも尊重されます。

我が子の自信にもなり、次のステップへのやる気にもつながりますね!

「失敗は成功のもと」成功させることだけ考えず、失敗から学ばせよう!

何がなんでも「イヤ」を貫き通すのもイヤイヤ期の症状の一つ。
一度イヤイヤのスイッチが入ってしまうと、手に負えなくなってため息しか出なくなることも。
「それはいけないことだよ!言うことを聞きなさい!」
そこで、イヤを突き通したらその先はどうなるのかを経験してもらいましょう。
我が子の場合、お散歩から一人で帰る!と言い出したことがありました。
(いやいや、危険すぎるでしょ・・・。)

説得しても聞かず、私は怒ったふりをして木かげに隠れて見守ることに。
自分から言い出したくせに、固まって一歩も動かなくなりました(笑)
かわいそうになってすぐに戻ろうかと思いましたが、安全を確認しもう少し様子を見ることに。
泣きもせず、ただただその場に呆然と立ち尽くしていました。
数十秒の出来事が、彼にとってはとてつもなく長い時間に感じたことでしょう。

私がひょっこりと顔を出すと、
「ママどこ行ってたの!あぶないよ、おててつないで!」と駆け寄ってきましたよ。
危ないから手を繋いでって口酸っぱく言ってるの、私なんですけど(笑)
それからは一人で帰るとは言わなくなりました。

お母さんの言うことを聞いておけば良かったのに、聞かないことによって失敗した。
私たちにもそんな経験はがあったはず。
正解に導くことが全てではありません。
失敗を見守ってあげることも、自立を促すポイントですよ。

おやくそくの言葉が嫌い!?常にポジティブワードにすり替えよう

後先を考えない行動をしたり、ルールをうまく守れないのもイヤイヤ期の症状のひとつ。
公園で遊んでいる時に、ブランコや滑り台でみんなが列に並んで待っている中、堂々と先頭に入る姿。
そんな行動に、怒りを通り越してがっかりすることもあるかもしれません。

「お友達に仲間外れにされたらどうしよう」
「この子は協調性がないのかもしれない」

分かってほしいからという理由で、長々と説明やお説教をしてはいませんか?
そのパターン、残念ながら右から左に聞き流されてしまっている可能性大です(泣)

そして「おやくそく」という言葉は、子どもにとってのネガティブワードだということを忘れずに。
どうしてもママは、「おやくそくでしょ!」を決まり文句にしてしまいがちなんです。

「おやくそくを守れないなら、鬼が来るよ!」
「夜におばけが来るよ!」

そう言う私自身もイライラしすぎて、おばけと鬼を毎日呼んでいたこともありました。
おばけと鬼。当時はどれだけ多忙だったことでしょう(笑)

そこで、約束を守れたときこそ初めて「おやくそく」という言葉を使いましょう。
「ちゃんと順番に並べたね!公園のおやくそくを守れたね。」
肯定する使い方にすると、「ルールを守ることは良いこと」なんだと認識します。

ただ、毎回はうまくいかないもの。
「順番を取られたら悲しい気持ちになるね。
順番を守ると、みんなが気持ちよく楽しく遊べるよ。」

けっして怒らず、約束を守ることでどんなメリットがあるかを説明しましょう。
「次は順番を守るんだ!」と、前向きになれる言葉かけも忘れずに・・・。

イヤイヤ期の子どもは自立に向けての葛藤の時期

自立心や、まわりを思いやりルールを守ることを覚えていくイヤイヤ期の子ども達。
親としてはどうしたって、子どもに対する期待・願いがあるものです。
だからこそ、「こうしなさい」「ああしなさい」と言ってしまうのは当然です。

でも、ママの正しい意見ばかりで支配してしまったとしたら?
子どもながらの探求心や、正解を探そうとする気持ちは損なわれます。
この時期には見守ってくれるママの存在は最も大切。
常に広い心で包み込むことを意識して過ごしていきましょう。