最近、子供のできることが増えた!窓のカギを開ける知恵をつけた子供がベランダに出ることを阻止したいお母さんへ
うわ!そんなことできるようになったの?!
ベランダからの子供の転落事故。
ニュースを耳にするたびにドキッとするし、本当に胸が痛みます。
うちの子供もイヤイヤ期真っ只中。
「やりたい!」という気持ちも「できる!」という謎の自信もマンマン。
ちょっと目を離した隙に「ドターン!」
うわ~おもちゃ箱ごとひっくり返ってる~(泣)
これからますます困った行動もレベルアップしていくんだろうな。
勝手にベランダに出たりしたら、本当に終わる・・・!
今のうちに何とかしなきゃと思うけど、どこから手をつけたらいいの~?
あのとき、すぐに対策すればよかった・・・
いくら色々できるようになったといっても、まだ2歳。
親が見てれば、そこまで危ないことにはならないはず。
そう思っていたのに・・・
「すぐに戻ってくるからいい子にしててね」「うん!」
ちゃんと私が言ったこともわかっているし、これなら大丈夫そう。
買い忘れたものを近くのスーパーにダッシュで買いに行って、マンションに戻ったら・・・
エレベーターを降りたとたん、子供の泣き声が。
うちの子が玄関の外に裸足で立ったまま、大泣きしていました。
どうしたの?!っていうか、玄関のカギなんて今まで開けられなかったのに・・・!
今のままじゃ危ない?ゾッとしたのもつかの間・・・
リビングで子供に添い寝していたときのこと、つい自分がウトウトしてしまったんです。
頬に風が当たってハッと気づいたら、
ベランダの窓が開いていて、子供が室外機に乗って「バス!バス!」と叫んでいました。
じっとして!落ちる・・・!!
まずは、ここから始めよう
ベランダからの転落事故なんてことになったらどうしよう!不安でいっぱいのお母さん。
実は、ちょっとしたポイントを押さえて対策すれば、子供の転落事故は防ぐことができるんです。
実際にこの方法で対策してみたら、自分でもびっくりするほど安心できました。
子供の成長と家の安全を見つめなおしたことで「子供がベランダに出る」不安が激減。
「ベランダ」以外の危険にも気付くことができて、本当によかったと思っています。
今回は、子供の発達の注意点とベランダに出ないようにする対策、そして最も効果的な「人が通れる隙間をふさぐ」対策について解説していきます。
きっと役に立つと思いますので、最後まで読んでみてくださいね。
子育ては困ったの連続だけど、何といっても楽しい!
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子供の成長は目覚ましい・・・!
子供って「毎日新しいことができるようになってる」と思えるくらい、ガンガン成長していきますよね。
ついこの間まで、よちよち手を引かれて歩いていたのに、今では親が止められないほどの猛ダッシュ!
特に男の子のお母さん。毎日、ハードですよね(笑)
私たち親は、ついつい子供を「赤ちゃん扱い」してしまいますが、実はそうも言ってられないんです。
「できるすごさ」は想像を超える
子供はどれくらいの高さの柵を乗り越えられるのか?
私、かなり驚きました。
なんと、5歳児は「30秒以内に120㎝の柵を乗り越える子」が90%以上というんです。
4歳児でも、70%以上の子が乗り越える!
5歳児の平均身長は、約110㎝。
自分より背の高い柵を、全身の筋力を使ってそんなスピードで登ってしまうなんて!
中には、140㎝の柵をわずか5秒で乗り越えてしまう子も・・・。
建築基準法では、マンションの手すりの高さは110㎝以上と定められています。
なんか、低くない・・・?
どれも時間にして、5分程度。もしかしたら、3~4分かもしれません。
でも「3~4分」あれば、110㎝の柵を乗り越える時間としては十分ですよね・・・。
さらに「届かない高さ」に対しても、あらゆる知恵を働かせます。
①お母さんを探すために、ベランダから下を覗きたい
②そのためには、いつもお母さんが外している窓のカギを開けないと
③上についているカギは、大人のイスに乗れば届きそう
④ベランダの手すりから覗くためには、何かに乗らないと
⑤自分用のイスをリビングから持ってきて乗れば見えるかも!
大人がびっくりするような知恵と器用さを見せ、実行に移します。
子供の転落事故が最も多い年齢は、3~4歳。
子供の「身体能力」と「知恵」を甘く見ていると、とても危険なことがよくわかります。
「わからない怖さ」は予測不可能
子供ができることの驚きも相当ですが、一番怖いのは「子供が危険を認識できないこと」。
これだけ色々と考え、できるようになっていながらも
・「身長に対して頭が重い自分が、前のめりになったらどうなるか」
・「ベランダから下を覗き込んだらどうなってしまうのか」
・「高いところや重力がどれだけ危険か」
子供には、どれも予想できないんです。
私たちにとっては「どう考えても危険」。
でも、子供たちにとっては「これならうまくいくかも!」。
このギャップを埋めるためには、親が子供の目線に寄り添うしかありません。
いつどんな行動にでるかわからない子供たち。
彼らの危険を予測し、安全を確保することは、大人にとって本当に難しい・・・。
「できること」と「わからないこと」。
小さな子供は、その発達の度合いがものすごくデコボコでアンバランスだということを、大人は強く意識していないといけません。
子供の目線は「チャレンジャー」
子供たちはいつも「目新しいもの」を探しています。
・いつもはないダンボールがベランダに置いてある・・・。
・キッチンに置いてあるこの道具なんだろう?見たことない!
・今日は網戸になってる!網戸ってトランポリンみたいに跳ね返るのかな?
親がふと置いたままにしてしまったもの、やり忘れてしまったもの、目ざとく発見しては確かめようとします。
「いつもは気を付けているのに・・・!」
子供の転落事故も、そんなちょっとした気の緩みの延長にある事故です。
1歳~5歳くらいの小さな子供がいるお父さん、お母さん。
子供たちの「面白いものを見つけたい」目線で、家の中をチェックしてみてください。
家の中に潜む、思わぬ危険が見つかるかもしれません。
ベランダに出ないようにするには?
子供の能力を考えると、ベランダに出てしまった段階でもうアウトなんじゃない?
そう思いますよね。
「ベランダに出たら3秒で落ちる!」そのくらいの気持ちで、まずは「ベランダに出られない」よう対策しましょう!
・基本対策は「ガード」と「補助錠」
子供がベランダに出られないようにするためには、ベランダに出る窓を封じる!
・ベランダの窓に取り付けたまま、窓や網戸の開閉ができる「サッシゲート」を活用
・「ベビーゲート」を使って、ベランダの窓前に仕切りを作る
・子供の手が届かない窓枠の上部に「防犯用の補助錠」を設置
「サッシゲート」は、設置したまま窓の開閉ができるので、とても便利なアイテム。
さらに「ベビーゲート」を使って、ベランダの窓に近づかせないようにする対策もできれば安心。
窓に近づかせないようにした上で「防犯用の補助錠」を設置。
子供の手が届かない窓枠の上部に取り付けましょう。
・子供にしてほしくないことは、子供の前ではしない
カギの開け閉めなど「子供にマネされたくないこと」は子供に見せないようにすることもポイントです。
子供は親のすることを本当によく見ています。
口癖とか仕草とか、マネしてほしくないことに限って、そっくりにマネするんですよね(笑)
せっかく取り付けたカギも、解除するところを見て学習されたら意味がありません。
・危険なのはベランダだけ?「玄関」「窓」も要注意!
ベランダ以外に「玄関」と「窓」も要注意ポイントです。
親が玄関のカギを開け閉めする様子をよく見ていて、勝手に廊下に出てしまったら?
窓際にソファーやベッドを寄せて置いてしまい、もし子供がカギを開けてしまったら?
「子供にしてほしくないことは、子供の前ではしない」
簡単にカギを開け閉めする様子を見せてはいけないんです。
窓に対する転落防止対策も、ベランダと同じ。
・窓用の転落防止柵を取り付ける(DIYでできます!)
・子供の手の届かない窓枠上部に補助錠をつける
・窓の近くに足がかりになるようなものを置かない
「ベランダに出られない対策」と同じくらい「玄関」と「窓」の危険にも気を付けてあげてください。
「まさか」の事故は「パニック」からも起きる
大人でも慌ててパニック状態になると、いつもやっていることができなかったり、普段はしないようなミスをしてしまったりしますよね。
子供の心は「パニック」になることで、もっと大きく揺れ動きます。
子供はパニックになると危険性を判断できない
こんなびっくりするような事例があります。
①4歳の幼稚園児。自分がトイレに行っている間に、クラスのお友達の姿が見えなくなりパニック状態に!
②クラスメイトを探すために、階段を上がり屋上のテラスへ。
③園庭で活動を始めているお友達を発見!自分も急がなきゃ、とますますパニックに。
④屋上のフェンスの下と床の間、20㎝のすき間をくぐり抜けて、3m下にそのまま飛び降りた・・・!
園の先生の声にますます驚かされます。
「いつもは引っ込み思案で、遊具の高いところも怖がるような子。まさかあの子が狭いところをくぐって飛び降りるなんて・・・」
普段はそんなにおとなしい子が「パニック」に陥ってしまっただけで、屋上から飛び降りる・・・。
転落の危険性を判断できず、背中を押されるように行動してしまう恐ろしさ。
大きな事故につながる「子供のパニック」。
できる限り、周囲の大人が手を差し伸べることで防いでいかなくてはなりません。
「親がいなくて不安」と感じる時間を作らない
子供がぐっすり寝ているときに、あの用事だけ済ませちゃいたい!となったらどうしますか?
もし、5分くらいで戻って来られる用事だったら・・・
「どうせ起きないし、すぐ戻ってくるから大丈夫」
そう思って、子供を寝かせたまま家を出るお母さん、けっこういると思います。
子供を起こして、グズグズいうのをなだめながらトイレに連れて行って・・・。
自分1人なら5分で済むのに、子供を連れて行くだけで20分以上かかりそう。
1回やってみて、何事もなかったら「きっと今回も大丈夫」で、ついつい繰り返してしまいがちです。
でも、もしその間に子供が目を覚ましたら?
お昼寝をしていて、目が覚めたら「お母さんがいない!」
子供にとっては「恐怖」に近い感覚です。
「お母さんを探さなきゃ!」
親が側にいない不安に耐えられず、何とか親を探そうとします。
「ベランダから見てみれば、見つかるかも!」
この心理状態になったら、自分の知恵を総動員して、ベランダから下を覗いてしまいますよね。
「お出かけしたのかも!」と思って、玄関から外に駆け出してしまう子もいるかもしれません。
頭の中は「お母さんを探すこと」でいっぱい。
「ベランダから落ちる危険」「玄関から飛び出す危険」そんなことは全く考えられないんです。
少しの時間でも「親がいなくて不安」と感じる時間を作らない。
お母さんのこの一時の頑張りが、「まさか」の事故を防ぐことにつながります。
「子供がベランダに侵入!」万が一に備えて「すき間をふさぐ」対策を!
子供は何をするか予測不可能な、アンバランスに発達した生き物。
事故をふせぐために「ゲート+補助錠」でバリケードOK。
「子供だけを残して外出」も絶対しないと心に決めた。
それでも!もしかしたらベランダに出てしまうかもしれない。
いくら家で一緒にいても「24時間、目を離さずに触れられる距離にいる」なんてことは不可能だからです。
・目を離さない対策には無理がある
・最も効果的なのは「人が通れるすき間をふさぐ」対策
・落ちそうなすき間はふさぐ「転落防止ネット」のススメ
もちろん家の中にいても、子供の様子を気にかけて見守りをすることは大切。あきらめてはいけません。
危険の芽は、できるだけ摘む。
でも子供の素早さは、目を離さなければどうこうのレベルを超えてくることがあります。
大事なのは「目を離しても事故を防げる工夫」。
転落を防ぐ最も効果的な方法は「人が通れるすき間をふさぐ」ことなんです。
たしかに!落ちそうなすき間をふさいでしまえば、転落する心配がない!
目からウロコ!
すき間をふさぐ方法としておススメなのが「転落防止ネット」。
専門の業者さんに依頼したり、サイズを測ってオーダーしたりといくつか方法があります。
一番手軽に今すぐできるのが、自分で組み立てられるタイプの転落防止ネット。
ベランダにネットを張って、万が一のときにも落ちないようにする。
たったこれだけのシンプルな対策なのに、なんだかすごい安心感だと思いませんか?
子供の動きがどんどん活発になって不安・・・というお母さんはぜひ試してみてください!
>>私おススメの「転落防止ネット」はこれ!
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転落防止ネットの体験談が読めます!
まとめ
・子供は発達の度合いがアンバランス。「できること」と「わからないこと」を意識しよう!
・ベランダに出さない基本対策は「ゲート+補助錠」。合わせて技で対策を!
・子供にしてほしくないことは、子供の前ではしない。
・「ベランダ」だけじゃない!「玄関」と「窓」も要注意。
・子供はパニックになると危険性を判断できない。
・「親がいなくて不安」と感じる時間を作らない。
・最も効果的なのは「人が通れるすき間をふさぐ」対策
・落ちそうなすき間はふさぐ「転落防止ネット」がおススメ!
子供の成長は、本当に目覚ましいものがあります。
「昨日できなかったことが、今日はできる」
それが、子供のすごいところ。
できることも行動範囲もガンガン広がっていく一方で、
「どんな発想で、何をするかわからない怖さ」があるのも、小さな子供ならでは。
「できるすごさ」と「わからない怖さ」
私たちは、同じくらい強く意識していないといけません。
成長に寄り添った目線で、できるだけ「やろうと思ってもできない環境」をつくる。
一番危険な「パニックからの行動」を避けるためにも「親がいなくて不安」と感じる時間を作らない。
そして、万が一、ベランダに侵入されたときに備えて「転落防止ネット」を張ってすき間をふさぐ。
安心が増える分、お母さんの肩の力も抜けて、毎日の生活が楽しくなりますよ。
今はまだ2歳の子も、10年経ったら親と変わらないサイズに成長します。
一番リスクが高いのは、小学校に上がる前くらいの小さな子供たち。
ゲートとか補助錠とか、いつでも連れて歩くとか・・・
大変だな、手間がかかるなと感じることも多い毎日かと思いますが、「今だけ」です。
お母さんがコツコツ対策を頑張る毎日が、大事なわが子の5年後、10年後につながりますよ。
いつでも手をつないで、抱っこして守ってあげられる「今」を楽しみながら、安全対策してあげてくださいね。
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