【イヤイヤ期があまりないのは良くないこと?】ママの不安が吹き飛ぶ、イヤイヤ期がなくても安心していい理由

いつでもどこでも発動してしまうわがまま、激しい泣き叫び声。
あれもイヤ・これもイヤという自己主張。
イヤイヤ期が近づくにつれ、未知の不安に襲われているママも多いはず。

・買い物中にひっくり返って泣き叫びながらお菓子をせがむ
・「おしまい」の言葉に対して怒って物を投げたり、人を叩いたりする
・一人でできる!と危険を顧みずに行動を起こしてしまう

「こんなに穏やかな我が子なのに。いつか取り乱す日がきてしまうのかしら。」

そろそろイヤイヤ期の本番がくると思って身構えているママ。
が、いつまで経ってもイヤイヤ期は訪れず・・・。
そのまま月日が経ち、イヤイヤ期を迎えぬまま幼少期が過ぎ去ってしまいそう。

「イヤイヤ期がないなんて、なんてラッキーなの!」
「お利口さんでいいね!」

そんなことを言われるけれど、イヤイヤ期がないって大丈夫?
周囲から羨ましがられる反面、
「どうしてこの子にイヤイヤ期はこないの?」
なんだか心配になってしまいますよね。

手が掛かって大変なことは分かっているのに、どこかでイヤイヤ期を求めてしまっているママ!
でも大丈夫。不安に感じなくてもいいんですよ!
他の子と違うことを、悲観する必要はありません。

イヤイヤ期があまりなくても気にしなくてもいい。
その理由を3つのポイントに分けて解説していきます。

イヤイヤ期の程度は十人十色!子供の性格について見つめ直してみよう

子供の性格によって、イヤイヤ期の訪れには個人差があります。

イヤイヤ期真っ盛りの子供

・わんぱく
・やんちゃ
・おてんば

こんなイメージを持ちませんか?

逆にイヤイヤ期があまりない子供

・のんびり
・おおらか
・温厚
・大人しい

などのイメージがあると思います。
上記に当てはまることがあれば、イヤイヤ期が軽い可能性があります。
これは性格的なものですので、そのままの我が子を受け入れていくことが大切です。

そこで、ちびまる子ちゃんの登場人物に例えてみましょう。

ちびまる子ちゃんの登場人物で例えてみる

どこか憎めない、ひょうきんで明るいまる子。
いつも朗らかで穏やかなたまえちゃん。
活発で勝気な大野君と杉山君。
何を考えてるの?と言いたくなるほどニヤニヤが止まらない山田君。
なんだか色々と気にしてしまう藤木君。

まる子のクラスメイトは個性の宝庫だと思いませんか?
登場人物一人ひとりの性格は、どこか「ぷっ」と笑ってしまうような愛らしさがあります。

気質は個性

気質=個性。
どんな性格であってもその子らしさに変わりはありません。
イヤイヤ期があまりないのは、感情や考えが表に出にくいということです。

頭から湯気が出るほど怒りをあらわにする子もいれば、内に秘めた怒りを淡々と語る子もいます。
成長過程の中で自我の目覚めは表れてくるものですが、表現方法は千差万別。

「今怒っているのかな」
「何かを言いかけたかな」

子供の様子を気に掛け、時には言葉かけをして見守っていきましょう。

育児環境やママの捉え方で、イヤイヤ期の有無が左右される

兄弟・姉妹のいる育児環境

「上の子は手が掛かったけれど、下の子はイヤイヤ期がこなかった。」
「下の子が天真爛漫なタイプのせいか、上の子が真面目で頼もしい。」

兄弟・姉妹がいると、どこかで性格のバランスが取れていることが多いようです。
一方はイヤイヤ期があり、もう一方はない。
兄弟・姉妹のいる育児環境はイヤイヤ期の程度に関係しています。

「赤ちゃんのお世話に忙しくしているママを見て、甘えたいけれど甘えられなかった。」
その逆が「赤ちゃん返り」という名のイヤイヤ期ですね。

一方がわがままを言ったり癇癪を起こしてママを困らせている姿を見ていた。
だから無意識に自分の欲求を抑えることを覚えてしまった。
そのようなケースであっても、兄弟・姉妹の一報だけがイヤイヤ期を通り過ぎる傾向にあります。

「なんだかいつも我慢させてしまっているかな」と感じたママ。
たまには二人の時間を作ってママを独占させてあげてくださいね。

イヤイヤ期があまりないのは、心が満たされているから

日頃から子供の自己主張に対して上手に向き合っているママ。

「イヤだ!」→そうだよね、イヤだよね。の共感。
「イヤだって言われたらママ、悲しいな。」と気持ちを上手に伝えること。
「自分でやる!」→困ったらお手伝いするから、教えてね。と自立心を見守ること。

イライラせず大らかに接していることで、子供も心穏やかになれます。

このような言動は、子供の承認欲求をうまく叶えられている証拠。
安心して甘えることのできる環境を作っているからこそ、イヤイヤ期で困ることがないと言えるでしょう。

イヤイヤ期がないのではなく、時期がずれている可能性もある

時期には個人差がありますが、早いと1歳半頃からイヤイヤ期が始まります。
「魔の2歳児」と言われるくらいなので、平均としては2歳くらいがピークだと言われています。
が、これはあくまでも平均のお話。
3歳以降であってもイヤイヤが出てくる子供もいるんです。

年齢を重ねていくと、イヤイヤ期というよりは「反抗期」という言い方が合っているかもしれません。
体格や声も大きく成長しているので、ママもパワーと気力が必要になりそう。

ただし、この年頃になると自分の気持ちを表現できるようになっています。
ママに何かを訴えたいサインの可能性がありますので、様子をよく見てあげましょう。

具体的には…

・お風呂に入っている時
・寝る前のお布団の中

「あなたの話が聞きたいんだよ」
という気持ちが伝わる、この2つのシチュエーションがおすすめ。

大きくなるにつれて子供の言動や行動に違和感があった時。
その時には遅れたイヤイヤ(反抗)期と思ってじっくりと向き合っていきましょう。

とはいっても、元々の性格によっては気が滅入るほどではないという声がほとんど。
イヤイヤ期が早い・遅いことは気にせずに過ごしていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?
今回はイヤイヤ期があまりない子供の特徴や理由を、3つのポイントに分けてご紹介しました。

・性格によってイヤイヤ期がない子供がいる
・兄弟、姉妹がいる家庭やママの接し方など、育児環境によってイヤイヤ期がないこともある
・そもそもイヤイヤ期がないのではなく、遅く訪れる可能性がある

イヤイヤ期の有無だけで子供の成長や発達を判断しなくても良いことが分かります。

個性が一致している子供はいません。
大事なことは、人と比べずに我が子の長所・短所どちらも認めてあげること。
どんな子供でも、日々頭の中はフル回転しています。
少しずつ「自立」に向かっていることを喜び、応援しながら見守っていきましょうね。